米VMware社は、Broadcomにより買収されて企業としては消滅しました。

本日付で、VMware社はBroadcom社に買収が完了し、企業としては消滅しました。

まだ日本のヴイエムウェア株式会社はまだ存在し、特に状況は変わっていないようですが、いずれは変わっていく事でしょう。

私は、ここ10年以上、随分とお世話になってきた企業だけに、他の企業に買収されてしまうのは非常に残念です。

企業風土の違いにより今までのようなソフトウェアの提供方法は変わっていくものと推測されるため、いつまで使い続けるかなど、懸念が膨らんでいます。

VMware vSphereやVMware Workstation、VMware Fusionなど期待と共にハードウェアを含めてかなり投資をしてきたので、これらの存在やこの先の自身の行き先など、公私共に先行きに不透明感が膨らんでいます。

時代の流れでしょうけれど、どうなっていくのでしょうか。非常に興味深い出来事です。

VMware ESXiをIntel 12th(Alder Lake)/13th(Rocket Lake)以降のCPUで使いたい場合の設定

私が今回ASRock DeskMeet B660に積んだCPUは、
Intel 13th ProcessorのCore i5-13500なので、VMWare ESXi 7.0U1以降を動かすためには

cpuUniformityHardCheckPanic=FALSE
ignoreMsrFaults=TRUE

という設定が必要。
この設定を入れないと、PSODになって落ちてしまう。

しかもインストーラ起動時、最初の起動時、恒久対策、と3回もコマンド入力が必要。
最初のインストーラ起動時にSHIFT+Oを押して、上記を入力して起動。
そして、インストール後リブート前に、
/bootbank/boot.cfg
/altbootbank/boot.cfg
の2ファイルに対してエディタで上記を追記する必要がある。

恒久対応をするときにはこれを行うことで、boot.cfgの記述が無効になっても起動するように。
それには、ブート後にsshやコンソールから入り以下を実行。

esxcli system settings kernel set -s cpuUniformityHardCheckPanic -v FALSE
esxcli system settings kernel set -s ignoreMsrFaults -v TRUE

一つ目がESXiのカーネルパニックの抑止、二つ目がマルチスレッドの無効化(こちらは13thのみ)

となる。これらはAlderLake以降で現状のESXiを動かすには仕方がない設定。

マルチスレッド対応でCore i5-13500は20スレッド使えるはずが14スレッドになってしまう。
P-core:6 E-core:8 合計:14。つまりP-coreのマルチスレッドが無効になる。

早いところVMwareが対応してくれれば良いのだが、ESXiは対象外になるかもしれない。

因みに私はESXi 7.0U3nをインストールしている。なぜならばmacOSを起動したいからです。
メインのクラスタ構成のESXiを8.0にしたのだが、7.0に戻したらVMがすべて動かなくなったので、今回は7.0の最新にすることにしている。8.0は別にスピードが速くなるわけでもなくあまりメリットが感じられないので。

※画像の中でClusterが赤マークになっているのは、クラスタ側ESXiを落としているからです。

ASRock DeskMeet B660+Intel X550-T2を使って10GbE対応自サバを構築

自宅用サーバを再構築した。
いままでは、HP DeskPro 400 G7を使ってWindows Server 2022で構築していたが、今回はESXiをインストールして、ホームドメインサーバとWebサーバを別々なWindows Serverで実行して、vCenterも同時に動かすことにした。

使用するCPUはいろいろ悩んだがCore i5 13500を使用し、14スレッドのESXi 7.0u3nを動かしている。

メモリーはDDR4-2666だが、32GBx4で128GBを実装。
通常はグラボを刺すPCI-Express x16スロットにIntel x550-T2を刺して10GbE環境を実現。

ディスクは、WD BLACK 1TBでブートとホストキャッシュをやらせ、データストアにはADATA LEGEND800の2TBを当てている。
最初は、SUNEAST 2TBを使ったのだが、QLCのため、くそノロくて使い物にならないので廃止。

今のところ順調に動作している。

他に動かしているクラスタベースのESXiもあるのだが、同じvCenter上で自分自身も管理させるように設定している。
起動時はESXiが単独で立ち上がり、自分のVMでvCenterが上がるまで管理できないのだが、自動起動の設定を行うことで、起動し終わるとうまく管理できている。

Intel X550-T2は発熱が酷く、30分もしないうちにネットワークがリンクダウンしてしまうのだが、そこは経験で、ヒートシンクを一旦外し、グリスをMX-4に塗り直すことで、リンクダウンしなくなる。
でも不安なので、カードのすぐ上にちょうど12cmファンが取り付けられるのでX550-T2に対しては吸い込みだが発熱を抑える手は尽くしてある。

これ1台で、我が家のネットワークの中枢をこなすようにできている。
・WindowsServer 2022 グローバル側DNSサーバ、HTTPサーバ(WordPress)、メールサーバ
・WindowsServer 2022 ローカル側DNSサーバ、ADドメインサーバ
・vCenterServer 8.0.2
・おまけのmacOS(Venturaまでは動く)とWindows 11 Pro

小型で10GbEを2系統使える良いPCやケースがあったら誰か教えて欲しい。

いまのところMacmini 2012ではSonomaは動作せず

この画像は、MacMini M1のもの。

今の所残念ながらMacMini 2012ではSonoma Beta 3は、インストールの途中で固まってしまい、
動作しない。OpenCore Legacy Patcher 0.6.7ではまだサポートされていないようだ。

Intel Macは、今後どんどんサポートされなくなるようだし、淋しい限りだ。

M1 Macになってから、すでに4つ目のOS。

OpenCore Legacy Patcherはどんどんサポートする機種が増えていくのだろうが、AppleがIntel向けのOSをリリースしなくなったら、さすがに終わってしまうんだろう。

VMware ESXiも8.0になってMac Serverすらもサポートしなくなったのも悲しいが、Intel Macの最後の日が近いと思うと、一つの時代が終わろうとしているのかもしれない。

なんだかんだ言って、「Intel入ってる」の時代はすでに終わっているし、コンパチCPUのAMDの方が性能が高いとか、CISCからRISC、そしてCISCからまたRISCになってと、様変わりしているようで繰り返しているようにも思える。

これからもどうなるかわからない時代は続くのだろう。兎角この世は住みにくい。

Apple M1で無料で快適にWindows 11を動かす

現在、VMware Fusion Tech Preview IIが無料でインストールできるので、無料で快適なWindows 11実行環境を手に入れることができる。
(もちろんWindows 7以降のライセンスを持っていることが前提だが)

まだVMware Toolsが完璧ではないため、デバイスマネージャではいくつか不明なデバイスが存在する状態だが、特に問題なく動作している。

TPMモジュールもちゃんと認識しているので、レジストリを弄ったり、インストール時に工夫をしないと入らないなんてことはなく、普通にインストールすることができる。

M1なので、よほどのことをしない限り発熱も少なく、快適に動作しており、Windows Updateで最新の状態にしても問題ない。

Apple M1のMacを持っていて、Windows 7以降のライセンスが余っているなら是非インストールしてみてほしい。Intel CPUのノートPCのように重くなったり発熱してファンが回りっぱなしになることなく快適なWindows環境を手に入れることができる。

VMware Fusion Technology Preview II 22H2 リリース

VMwareは、Fusion Technology Preview IIをリリースした。

なんでもvTPMにRosetta2を使わなくしたことですべてネイティブにARMで動作するとのこと。

早速、私のM1 Macbook Proに入れてみた。
いままでTech Preview Iを入れていたので、アップグレードのようでいままで入れていたWindows 11がそのまま使えた。

キビキビと動いている。 Windows 11は、9/20に22H2がリリースされているので、ARM版でも同じように22H2にしてみたが、普通に22H2 build 22621.521までアップグレードできている。

UUP dumpからARM版のWindows 11 22H2をダウンロードして、MacでもISOファイルをさくせいできるので、そこからインストールすればよいし、22000.1042までWindows Updateで上げたら、ISOファイルからsetup.exeを起動すれば、そのままアップグレードすることもできる。

ちなみに、VMware Fusion Tech Preview IIのダウンロードサイトは、以下からどうぞ。
 VMware Fusion Public Tech Preview 22H2

それから、UUP dumpのWindows 11 ARM版へのリンクは、いかからどうぞ。
 Windows 11, version 22H2 (22621.521) (2) arm64

むむ? Windows 11 version 22H2 (22621.607)というのがもう出ているのか。。Update降ってきていないな(独り言)。

Intel 12世代(alder lake)プロセッサを搭載したPCでは、VMware WorkstationまたはPlayerで特別なvmx設定(VM毎に)が必要

我が家のメインPCは、Intel Core i9-12900Kを積んでいるのだが、VMware Workstation 16 Proでは、まともに動かず困っていたのだが、どうもP-coreとE-coreを認識していないらしく、これを各vmxで指定してやらないとうまく動作しないようだ。

上記の画像のようにP-coreのみを割り当てる設定にしてやらないとE-coreまでプロセッサとして割り当ててしまって、動作が不安定になるようだ。

このことは正式にVMwareからはアナウンスされておらず、かなり微妙なのだが、上記の設定を加えてやることで、安定して動作するようになった。

Processor0.use = "TRUE"
Processor1.use = "TRUE"
Processor2.use = "TRUE"
Processor3.use = "TRUE"
Processor4.use = "TRUE"
Processor5.use = "TRUE"
Processor6.use = "TRUE"
Processor7.use = "TRUE"
Processor8.use = "TRUE"
Processor9.use = "TRUE"
Processor10.use = "TRUE"
Processor11.use = "TRUE"
Processor12.use = "TRUE"
Processor13.use = "TRUE"
Processor14.use = "TRUE"
Processor15.use = "TRUE"
Processor16.use = "FALSE"
Processor17.use = "FALSE"
Processor18.use = "FALSE"
Processor19.use = "FALSE"
Processor20.use = "FALSE"
Processor21.use = "FALSE"
Processor22.use = "FALSE"
Processor23.use = "FALSE"

0~15までのP-coreプロセッサのみ”TRUE”で割り当てるようにして、16~23のE-coreプロセッサは”FALSE”で割り当てないようにする設定なのではないかと思います。
(この設定はi9-12900Kの場合の設定、i7やi5の場合はTRUEとFALSEは変更が必要)

今のところ、上記の設定を入れる安定して動作しているようだ。
上記の設定を入れないと動きがおかしくなり、OSのインストールはできても動作が不安定で、Windows 10からWindows 11にアップグレードなどやってみたが、タスクバーが出なくなってしまうなど不具合が発生していた。

これを入れることにより、結局のところ、論理プロセッサを16コアまでしか使わないようにしてしまうパッチなので、パフォーマンスは落ちているはず。
こんな設定を入れないといけないのは不本意だと思う。VMwareも認識しているはずだがまだ何の反応もないようだ。

一点注意点として、VM自体を暗号化すると、vmxファイルの内容も暗号化されてしまうため、暗号化を解除した状態(TPMを削除して)にしないと上記の行をいじれない。

VMware Workstation Pro 16.2.4では、Intel 12世代(alder lake)プロセッサをサポートしていない!?

Windows 11 Insider Previewの最新版 225182.1000をインストールしようとしたところ、上記のようにBSODが発生する。Unsupported Processorって、何年も見ていないので落ち込む。

通常のWindows 11なら大丈夫なのだが、Insider Previewを入れようとするときに発生する。←ウソ。

ネットを探しても出てこないので、困窮中。

その後の調べで、やはりVMware Workstation 16 Proでは、alder lakeプロセッサはサポートできていないようだ。関連リンク

Windows 11 Proをインストールした段階では、問題なく動作しているように見えていたのは、コア数とメモリーを少なくしていたためで、Insider Previewをインストールしてみようとしたときに8コア16GBにしたのでエラーが発生するようになったようだ。

UNSUPPORTED PROCESSORって、旧CPUならわかるが最新(?)のCPUでサポートしていないって。

VMWareの今後のアップデートに期待するしかない。

ここのところVMwareは、他のメーカーよりかなり対応が遅い。株価もかなり下がっているようだし、Intelといい、VMwareといい、周りから見放されているのか、大丈夫なのだろうか。

VMware vCenter 7.0.3.00800上でmacOS 12.5 MontereyとWindows 11 Insider Preview 25169.1000を動かす

我が家ではVMware vCebter+VMware ESXiという構成でvm環境を構築しているのだが、
macOS 12.5 MontereyにWindows 11 Insider Preview 25169.1000が問題なく動いている。

VMware ESXi上でmacOS 12.5 Monterey
VMware ESXi上でWindows 11 Insider Preview 25169.1000

macOSを動かすためにはesxi-unlocker 3.0.2が必要で、Windows 11を動かすためにはvCenter+ESXi+キープロバイダが必要。

いまのところ、大きな問題なくアップグレードも普通に行えている。

VMware Fusion 22H2 Public Tech Preview e.x.p 20191287をリリース M1 or M2 MacでWindows 11をサポート

WMwareは、2022年7月28日、Fusion 22H2 Public Tech Previewをリリースした。
まだPreviewなので正式版ではないので、ライセンス等は販売されない。

ようやくWindows 11がサポートされた。
Intel版Macではx86 amd64をサポートし、M1/M2ではarm64をサポートする。

リリース記事は、Welcome to the Fusion 22H2 Public Tech Preview!

ダウンロードは、VMware Fusion Public Tech Preview 22H2

普通にuup dumpからダウンロードして作成したISOファイルからインストールが可能。

VMware Toolsのインストールが今までみたいにインストーラーベースではなく、PowerShellスクリプトなので少し戸惑ったが、特に問題なくインストールできて動作している。
VMware Toolsディスクがマウントされたら、README.txtを読むべし。

CPUはサポート対象ではないものの、セキュアブートとTPM2.0はサポートされている。

Windows 11のインストール時に「ネットワークに接続されていません」と言われるときは、Proは「インターネットに接続していません」で続けられる。Homeではできないらしいが他のサイトで調べてね。

インストール時にレジストリエディタでなにかするとか、特に何もする必要はない。

私のM1 Macbook Pro 13では、ディスプレイは、Retinaをサポートし、3840×2400までできる。
ネットワークも有線ながら10Gbpsで接続できている。

追記:私が試した限りでは、Windows 11 Insider Previewはインストールできない。
設定>Windows Update>Windows Insider Programに進むとエラーとなるし、
Insider PreviewのDVDを作成して起動してもブートすらさせてくれない。

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