Apple日本語JIS配列キーボードでのWindows用日本語入力設定

MacでWindowsを操作しているときに、日本語の入力切替を行うときの設定。

上記の画像で「キーの割り当て」を行うことで、日本語JISキーボードで「英数」「かな」の機能を有効にできる。

設定メニューがかなり深く、Windowsのバージョンによってパスが変化するので気を付けて。

設定→時刻と言語→言語→日本語→オプション→キーボード→Microsofot IME→オプション→キーとタッチのカスタマイズ

キーの割り当てをオンにして、無変換キーに「IME – オフ」、変換キーに「IME – オン」を割り当てる。

これだけやっておけば、特に困らないと思う。

また、この設定はMacに限らずやっておいて邪魔になることはほとんどないので、Windowsを入れたら普通に設定しておいても良いと思う。

Windows 11は、2021年10月5日(火)に提供される。

Windows Blogに公開された情報では、「10月5日から順次無料アップグレードが対象のWindows10PCに展開される」とある。
また、「アップグレードの対象となるWindows10 PCをお持ちの場合は、WindowsUpdateから利用可能になったときに通知されます。[設定]> [Windows Update]に移動し、[更新プログラムの確認*]を選択して、Windows11がデバイスで使用できるかどうかを確認することもできます。」
ということで、Windwos Updateのオプションのような扱いでWindows 11にアップグレードできるようになるようだ。

それとは別にInsider Program宛にメールが配信され、「Devチャネルでは別の初期開発ビルドのリリースを開始する予定」とのことで、今回のWindows 11はすでにリリースビルドは作られたと予想される。

関連リンク
  新しいWindows 11
  Windows 11のシステム要件
  Windows 11 available on October 5(英語)
  Active development branch builds are coming to the Dev Channel(英語)

Windows 11 Pro Insider Preview build 22000.168がリリース

Windows 11 Cumlative Updateの最新版 22000.168がリリースされている。

Insider Preview版を登録している場合はWindows Updateにてアップデートされる。

UUP dumpにもアップロードされているが、何故かまだISOイメージは途中でエラーが発生して作れない。
ダウンロードリストのファイルが読み込めないようだ。少しすればできるようになるかもしれない。

VMware ESXiでのTPM 2.0の有効化方法(WorkstationやFusionも)

VMware ESXiでWindows 11をサポートするTPM 2.0を有効にするには、以下の設定が必要。

 ・VMware ESXiは、7.0u2a以上(ESXi単独では不可、vCenter必須)
 ・VMware vCenter 7.0.2以上が必要。
 ・vCenterでネイティブキープロバイダを有効にしてバックアップ済みであること。
 ・vCenter上でクラスタ(ESXiは1台でも可)を作成してその配下にESXiが配置されていること。
 ・仮想マシン(VM)は仮想マシンの暗号化が有効になっていること。
  (暗号化の条件は、UEFIが有効になっていること)

上記の条件が揃っていると、VMに「Trusted Platform Module」というデバイスが追加可能となる。

vCenter 7.0.3 18700403にてネイティブキープロバイダの設定画面を確認している図

vCenterのネイティブキープロバイダは標準機能、それをクラスタに割り当てると、配下のホストでVMが暗号化されていることを条件にTPMが追加可能となる。

(重要) VMのTPMは、ホストにTPMが実装されていなくとも有効にできるため、ESXiをインストールするPCに物理的なTPMを実装している必要はない。

ESXi 7.0.2 17867351上のWindows 11 Pro Release Build 22000.194にて、TPM 2.0を確認している図
TPM製造元はVMW

VMware Workstation ProでもTPMは追加可能で、バージョン14.x以上で仮想マシンの暗号化を有効にしていることを条件にTPMを追加することが可能である。
暗号化を有効にするためには、UEFIが必須だが、セキュアブートは任意(でもWindows 11側が必要)。

VMware Workstation Pro 16上のVMの設定画面にてTPMを確認している図
VMware Workstaion 16上での仮想マシン暗号化済みの設定の図

VMware Fusionも同様にバージョン12以上であれば、VMの暗号化を有効にすれば同じようにTrusted Platform Moduleを追加することが可能となる。

VMware Workstation Playerは、仮想マシンの暗号化とTPM追加ができないため単独では無理。

加えて書いておくと仮想マシンの暗号化は「共有仮想マシン(廃止予定)」に所属していないVMに限る(VMを暗号化してしまうと、共有に移行することができなくなる)。

それからもう一つ、仮想マシンを暗号化すると、ディスクのみならず構成ファイル(vmx)の中まで暗号化されてしまうのでエディタ等で直接編集することは出来なくなるので注意が必要(このページトップの画像内の最初の行を参照)。
さらに、VMの暗号化をしないとTPMが有効にできないということは、そのVMをどこかに移動したりする場合には、暗号化の解除を行わないとならないことになる。
暗号化の解除にはディスク容量見合の処理時間を要するようになる。つまりは使い勝手は確実に落ちることを念頭におく必要が出てくる。実際に100GB程度のWindows 11 Proを暗号化解除を行った場合、30分程度の解除時間がかかる。非暗号化のこのVMは起動できず、起動させるためには同じキープロバイダを持つVMクラスタに戻して、再暗号化が必要となる。

VMware FusionでもWorkstaionと同じで、暗号化が有効な状態では、Trusted Platform Moduleが追加可能となっており、追加を行えばたいていIntel MacではWindows 11はインストール可能である。

いまのところVMにWindows 11をインストールするなら、TPMを有効にするよりインストール時のチェックを回避(バイパス)した方が簡単で良い。現状ではTPMを積んでいないためにできないことが無いに等しいため(厳密に言えば、BitLockerが使えなかったり、PINコード、パスワードなどの生成メカニズムが変わるためセキュリティ面で弱くなるのだが、目に見えるところでの制限は今のところない)。

WM上のWindows 10をWindows 11にアップグレードするなら、

新規にVM上にWindows 11をインストールするなら、

上記のどちらのやり方でも、TPMをはじめ、CPU、メモリー、セキュアブート、ディスク容量などのシステム要件チェックが行われずWinfows 11にアップグレードもしくは新規インストールが可能。

vCenterの無いESXiでは、TPM2.0を有効にできないが、上記の記事でアップグレードか新規にインストールした後にWindows UpdateでさらにTPMチェックが走ってしまってアップグレードできないときは、以下の記事を参考にするとよい。

多少古いPCでも、Intel/AMDのCPUであればTPM2.0がなくても、問題なく最新のWindows 11(Dev版Insider Previewも含めて)にすることができている(多少手間はかかるが)。

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