VMware ESXiをIntel 12th(Alder Lake)/13th(Rocket Lake)以降のCPUで使いたい場合の設定

私が今回ASRock DeskMeet B660に積んだCPUは、
Intel 13th ProcessorのCore i5-13500なので、VMWare ESXi 7.0U1以降を動かすためには

cpuUniformityHardCheckPanic=FALSE
ignoreMsrFaults=TRUE

という設定が必要。
この設定を入れないと、PSODになって落ちてしまう。

しかもインストーラ起動時、最初の起動時、恒久対策、と3回もコマンド入力が必要。
最初のインストーラ起動時にSHIFT+Oを押して、上記を入力して起動。
そして、インストール後リブート前に、
/bootbank/boot.cfg
/altbootbank/boot.cfg
の2ファイルに対してエディタで上記を追記する必要がある。

恒久対応をするときにはこれを行うことで、boot.cfgの記述が無効になっても起動するように。
それには、ブート後にsshやコンソールから入り以下を実行。

esxcli system settings kernel set -s cpuUniformityHardCheckPanic -v FALSE
esxcli system settings kernel set -s ignoreMsrFaults -v TRUE

一つ目がESXiのカーネルパニックの抑止、二つ目がマルチスレッドの無効化(こちらは13thのみ)

となる。これらはAlderLake以降で現状のESXiを動かすには仕方がない設定。

マルチスレッド対応でCore i5-13500は20スレッド使えるはずが14スレッドになってしまう。
P-core:6 E-core:8 合計:14。つまりP-coreのマルチスレッドが無効になる。

早いところVMwareが対応してくれれば良いのだが、ESXiは対象外になるかもしれない。

因みに私はESXi 7.0U3nをインストールしている。なぜならばmacOSを起動したいからです。
メインのクラスタ構成のESXiを8.0にしたのだが、7.0に戻したらVMがすべて動かなくなったので、今回は7.0の最新にすることにしている。8.0は別にスピードが速くなるわけでもなくあまりメリットが感じられないので。

※画像の中でClusterが赤マークになっているのは、クラスタ側ESXiを落としているからです。

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